1.6番議員 岡戸章夫
(1)森町の小中学校の今後について
令和5年度の出生数は約60 人である。これは今後の森町の学校のあり方に大きな影響が出ると考える。そこでまず、町長に以下を伺う。
①学区ごとの出生数はどのようになっているか。
②町長はこの状況に対し、どのように考えているか。
次に教育長に以下を伺う。
①直近の児童、生徒数の推移、及び出生数等を鑑み、小中学校の再編についてどのように考えているか。
②再編を考えるならば今後のロードマップはどのようになるか。
(2)町長室のリフォームについて
課の機構改革に伴うレイアウト変更については、私も必要性は認めたが、予算が厳しいと話される中で森町産材を使った町長室のリフォームは必要性がなかったと考える。予算審議が甘かったことは反省するが、森町産材等をアピールするなら庁舎の他の箇所を利用すべきであり自らの部屋を優先したのは自己満足に他ならないと考える。町民からも同様の声があるが、反省すべき点はないか。
2.7番議員 加藤久幸
(1)学校現場での不登校要因は
文部科学省は2022 年度の調査によると問題行動・不登校調査では、全国の小中学校で不登校の児童生徒は21年度から5万人以上増の29 万9,048 人となり、過去最多を更新した。
2022 年度に不登校を経験した小中高生や担任らに要因を尋ねたところ、「いじめ被害」「教職員への反発」の項目に該当すると回答した割合が、学校側は子ども側より20 ポイント以上低く、認識に大きな差があることが文部科学省の委託調査で分かった。
学校側が子どもの状況を十分に把握できていない実態が浮かび、重大ないじめを見逃している可能性もあると考える。町での実態と認識、今後の取組みについて伺う。
(2)小中学校でのスクールロイヤーの活用について
教員の負担軽減のため、学校が抱える問題に法的助言をする弁護士「スクールロイヤー」の幅広い活用を求める通知を文部科学省は全国の教育委員会に出した。いじめや虐待など問題が複雑化する中、学校現場が法的根拠に基づいて対応するため、「スクールロイヤー」を配置する教育委員会は増えている。今後、町で導入する考えはあるか伺う。
3.3番議員 佐藤明孝
(1)6次産業化に対する考えについて
森町では、特産物が数種類収穫され、ふるさと納税返礼品として活用されている。特に森町のトウモロコシは栽培が盛んである。生産されたものは路地等で販売されるが、販売されないB級品やC級品は利用されず廃棄される場合が多いと聞いている。したがってこのような無駄を無くすため、B級品やC級品のトウモロコシを利用した6次産業化を行政としても進める必要があると考えるが、当局の考えを伺う。
(2)高齢者G PS装着の考えについて
熱海市において全国に先駆け高齢者対策の一環として、高齢者特に認知症等により行方不明になった場合の早期発見対策としてGPS装着の実証実験が開始されている。
森町においても高齢化が進み、命を守る取組の一環としてこのような高齢者対策が必要なものと考える。
高齢者の安全を考える上で熱海市の取組を参考の上、実践していただきたいと思うが、当局の考えを伺う。
4.11番議員 西田彰
(1)休園となっている一宮幼稚園の今後の活用について
現状では入園者は今後も望めないと思う。維持費もかかり、施設の老朽化も進む。早急に活用方法を検討する必要があると思うがどうか。
(2)吉川(太田川)の濁水問題解消について
①ある会合の席で下飯田地区までの太田川にはアユを含む魚がほとんどいない、いるのはウナギだけになっている、という声を聴いた。濁水で水面が見通せないということもあるだろうが、自然環境の破壊といっても過言ではないのだろうか。漁協の皆さんはあきらめにも似た心境だと思う。企業局との交渉はどうなっているか。
② アクティ森の売りの一つに吉川の水遊びとバーべキューがあるが、「子どもをあの水では遊ばせたくない」「川底が見えないから危険だ」など声がある。夏場を迎え、営業にも大きなマイナスになると思うが、対策はあるか。
5.5番議員 川岸和花子
(1)地震など大災害発生時の町民救済への準備について
「安心・安全災害に強い、地域防災力の高いまちづくり」の観点から質問する。
今年1月1日に発生した能登半島地震は、大きな被害をもたらし、未だ復旧も思うように進まない状況である。いつ発生してもおかしくない南海トラフ巨大地震等、避難せざるを得なくなった時の町民を守るための準備について伺う。
①能登半島地震では断水による水の補給や、下水・トイレについても問題になった。・上水道について災害で使用できなくなった時を想定してどのような対策をしているか。・下水道が敷設されている地域について災害で使用できなくなった時を想定してどのような対策をしているか。
②災害関連死が問題になっており、特に体力的に弱い方への配慮が必要だと思うが、要配慮者に対する対策は。
③各町内会の自主防災組織の活動は大変重要な役割を担うと想像できるが、具体的な対策で意識喚起をしているか。
④仮設住宅等、二次避難としての対策を考えられているか。
6.1番議員 増田恭子
(1)茶業振興について
森町は、上級茶の産地として知られ、古くから続く茶商も多く、和菓子や陶芸等のお茶にまつわる産業も盛んです。また、歴史文化の面においても森町の茶業はなくてはならない基幹産業です。
消費者のニーズの変化によりリーフ茶の需要が減り、茶価の下落に歯止めがかからないと言われるようになってから何年も経ちます。今年も5月19 日の静岡新聞に「県産一茶記録的安値」「生産者悲痛「続けられぬ」」の記事が載っていました。
価格低迷だけでなく、高齢化や後継者不足、近年では、肥料価格高騰・燃料費高騰と生産者にとってはたいへん厳しい局面だと思われます。「遠州森の茶」「急須でお茶を飲む町づくり」を今後も守り続けていくために早急な取組が必要と考えます。そこで以下の点について伺います。
①第9次森町総合計画基本の柱4(1) 活力が持続できるまちをつくるの中の茶業振興についての進捗状況は。
②生産者減少に歯止めをかけるための具体的な施策は考えているか。
③生産農家に対して町独自の補助事業等は出来ないか。
④お茶を使った新たな商品開発や茶産地ならではの観光等に取り組む考えはあるか。
7.2番議員 清水健一
(1)平常時の防災について
本年正月に発生した能登半島地震は、記憶に新しいところだが、町では大雨による水害が連続して発生している。また、南海トラフ地震の震源域でもあることから、平常時にこそとるべき対策は多くあると考える。町の現状について伺う。
①現状の避難場所と避難所は適切か。
②森町防災ハザードマップの更新はどのようになっているか。
③防災会議の情報発信をどのように実施しているか。
④避難所の備蓄品は想定受入人数分揃っているか。
⑤原発31km 圏内の避難経路の確保はどのようになっているか。