1.7番議員 加藤久幸
(1)脱炭素に向けた町の取り組みについて
近年、地球温暖化が原因とみられる異常気象により豪雨や猛暑日の発生頻度が増加している。甚大な被害を及ぼした巨大台風や集中豪雨の事例は、記憶に新しいところである。このような事態は、もはや「気候変動」の域を超越し、生存基盤を揺るがす「気候危機」ともいうべき事態となっている。国内外においても脱炭素社会への移行に向け、急速に舵が切られようとしている。環境省としても本年6月に「気候危機」を宣言した。
2015年に合意されたパリ協定では「産業革命からの平均気温上昇を2℃未満とし、1.5℃抑えようと努力する」との目標が国際的に広く共有された。また、2019年に小泉進次郎環境大臣が、「2050年に温室効果ガスまたはCO2の排出量を実質ゼロにすることを目指す」ことを表明するよう各自治体に呼びかけ、2020年第203回国会においても菅内閣総理大臣所信表明演説の中で、「我が国は2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする、すなわち2050年カーボンニュートラル、脱炭素社会の実現を目指す」と宣言したことから2050年CO2排出量実質ゼロを目指すことを表明した自治体が増えている。
そこで次の3点について伺う。
①2050年カーボンニュートラルを目指してゼロカーボンシティ実現に向けた町の取り組みと現状は。
②自然災害による停電時にEV(電気自動車)を活用したらどうか。
③町のEVの急速充電器のインフラ整備について伺う。
2.9番議員 吉筋惠治
(1)書家 杭迫柏樹氏の「森町名誉町民」認定について
書家「杭迫柏樹」氏は、森町出身で日本初段において日本芸術院賞・紺綬褒章・旭日小綬褒章など60年に及ぶ実績と当町の役場庁舎・文化会館・小國神社等その功績は森町においても多大であります。
よって、森町としてこれまでの功績に対し顕彰すべきと考え、以下2点について質問いたします。
①森町名誉町民として認定すべきと考えるが、町長の考えを伺います。
②杭迫氏の手元にある、代表作品の一部または複数点をふる里森町へ寄贈の考えがあると聞いておりますが、町としての対応を伺います。
3.3番議員 佐藤明孝
(1)森町南部地域(園田・飯田地区)を重点にした犯罪並びに交通事故等防止活動の取り組みについて
令和3年3月31日を以て、園田駐在所及び三倉駐在所が廃止され、2ヵ月が経過しました。その間幸いにも当該駐在所管内における重大な事件、事故等は発生を見ておりません。袋井警察署としては、駐在所が廃止された事に鑑み、住民の不安解消のため、警察署活動に関し、姿を見せる活動に重点を置き、取組んでいるとの事です。
更に交通事故防止活動に於いても警察官の姿を見せることで、事故防止に繋がることから、街頭活動を強化、推進しているとの事です。
袋井警察署の警察署活動に対し、森町として、事件、事故抑止等活動についてどのような姿勢並びにどのような方法で取組む考えがあるかを伺います。
(2)条例(被害者救済等支援条例)の策定について
平成27年4月1日静岡県犯罪被害者支援条例が制定、施行されています。またこれに先立ち各市町の担当者に対し、条例の概要説明会も開催されています。条例の概要は目的や基本理念のほかに条例を制定する側の責務並びに享受する側の県民の責務等が述べられています。
本条例に関して近隣市を見ますと、磐田市は令和3年3月23日に制定され、掛川市は制定されていませんが、今現在市長から提言する方向で調整されているとの事でした。
我が森町に於いては、掛川市同様策定されていない現状ですが、事件、事故等に縁がない森町ですが、昨今の事件事故の発生を推察するにどんな静かな町や市でも発生するリスクはあるものと考えます。従って犯罪被害者を心情面でも、経済面でも支援するという必要性は存在するものと考えます。以上について当局の考え方を伺います。
4.6番議員 岡戸章夫
(1)新型コロナウイルスワクチン接種の状況について
森町では4月25日よりワクチン接種が開始された。
受付の開始は県下で最も早く、当初町民も好意的に受け入れたが、その後運用が開始すると、電話でもLINEでも「繋がらない・予約枠がすぐに埋まってしまった」などの声が多数聞かれている。初めての試みであり、大変なミッションであることは理解しているが、現在までの運用に対して検証を含め、経過説明を伺う。また、政府は7月末までに高齢者の接種完了を目標としているが、森町の見通しはどうか伺う。
(2)ワクチン接種に関する特設サイト開設を
森町のホームパージにてワクチン接種に関する手続き等の案内が出されている。また、森町ちゃっとメールやLINE登録者にも案内等を配信されているが町民としては、現在の進行状態や今後の予定が見えにくいことで、不安や不満として現れているので残念である。時系列やグラフなどを活用し全体像を「見える化」することで町民は安心するのではないかと考える。そこで「ワクチン接種特設サイト」のようなコーナーをホームページ上に設け誰にも分かりやすい情報発信を心がけたらどうか伺う。
5.11番議員 西田彰
(1)学校給食完全無償化の実現を
町議選にあたり、町民アンケートを実施した。教育、子育て支援で望むものとして、学校給食無償化の声が3割近くありました。
森町では食材費を負担(一部世帯では補助、免除)としているが、御前崎市、小山町はすでに完全無償化している。コロナ禍の中で厳しい生活をよぎなくされるなか、食育と共に児童、生徒全員が同じ環境で給食を食べられる事が求められています。伺います。
①給食の現状はどうか。負担等など
②実現への問題点は。課題は。
6.5番議員 川岸和花子
(1)森町における幼児教育保育の今後の在り方について
近年の子育て世代に夫婦共働き希望が増えており、それに伴い幼稚園よりも保育園の入園要望が増加している。新型コロナウイルス感染拡大による経済的影響と、幼児教育・保育の無償化による影響も重なり、急激なニーズの変化が起きている。森町において子育て支援の充実、働きやすさ向上、まちの魅力作りの点からも未就学児童の幼稚園・保育園の在り方の今後の方向性について伺う。
(2)発達障害のこどもが増えていることに対する支援は
未就学児の各幼稚園・保育園で発達障害(自閉症スペクトラム障害<ASD>・学習障害<LD>・注意欠如・多動性障害<ADHD>)の可能性のある子どもたちが増えていると聞いている。その先の小学校・中学校へと成長するにつれて不登校や、ひきこもりへとつながることも考えられる。そのような子ども・ご家族に対しての支援と、将来的なサポートについてどのように考えているか伺う。
7.8番議員 中根信一郎
(1)待機児童解消対策について
①待機児童が11人いると聞いているが、解消対策はあるか。
②議会でも提言している、幼稚園を認定こども園化する考えと進捗があれば伺う。
(2)地域公共交通について
①現状の三倉・天方地区では、スクールバス・患者バス・秋葉バス(民間)と三種類の交通手段があるが、一本化する考えはあるか。
②町全体に地域公共交通網を整備する考えはどうか伺う。