1.1番議員 川岸和花子
(1)空き家の利活用対策について
森町では、森町空き家等対策計画に基づいて空き家の調査、また空き家バンクなど、利活用の推進をされてきた。家、土地は個人の所有であり、それぞれの事情がある中で精神的にもデリケートな点もあり、難しい対応をしていただいていると思う。
しかし、今年のコロナウイルスパンデミック以降、都市部から地方への移住希望者が今後さらに増えることが予想される。
そこで、空き家の利活用について、移住希望者のニーズと町の提供できる情報をさらにマッチングし、森町の活性化につながるよう、以下、町長に伺う。
①平成28年度の実態調査によると、空き家候補建物数は505件と公表されている。森町のホームページの空き家・空き地バンクを見ると、賃借物件は0件、建物付売却物件は3件、土地の売却物件は5件とある。これでは移住希望者も選ぶ余地がないと思われるが、もっと物件を増やす対策はないか。
②今年度予算に「空き家家財道具等処分費用補助金」があったが、その問い合わせや利用状況はどうか。その評価と課題は。
③今年度の森町都市計画マスタープラン(2020~2040)の中で、ワークインレジデンスという、手に職を持っている人材を移住者として呼び込むというのは森町を活気づける興味深い方法である。具体的な施策を考えているか。
また、ワークインレジデンスに限らず、どんな移住者を増やしていきたいか、具体的な考えはあるか。
2.8番議員 中根幸男
(1)令和2年度財政運営について
今年は、新型コロナウイルス感染症が世界に拡大し、経済や社会生活に大きな影響が出ている。1日も早い有効な治療薬とワクチンの開発が待たれるところである。
国では、コロナウイルス対策関連経費として多額の補正予算を組んだが、内閣府が8月17日発表した4~6月期の国内総生産(GDP)速報値は、年率換算で27.8%減となっている。また、県や市町村の財政も大変厳しくなっている。
そこで、次の点について伺う。
①令和2年度の財政収支の見通しについて
町税、地方交付税、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金等国庫支出金の収入見込みと、財政収支の見通しは。
②全国の各病院でも経営が厳しいと聞いているが、公立森町病院事業会計の本年度の経営収支の見込みは。
③町が進めている公共事業執行への影響について伺う。
(2)消防団員確保の支援について
始めに、消防団員の皆様には、「地域防災の要」として、消防団活動にご尽力を頂きまして、改めて敬意と感謝を申し上げます。
昨年12月、森町消防団長から消防団員確保のための取り組みについて要望書が出され、議会でも検討し、町長に要望書を提出した。
少子化に伴う人口の減少と若者の流出、町外市町への通勤等により、団員の確保は年々厳しくなっている。そこで次の点について伺う。
①町では、消防団員確保について、どのような取り組みをされているか。
②現在、消防団の定員は393人であるが、適正な規模であるか。また、定員の削減等見直しの考えは。
③消防団員の処遇改善として、報酬・出動手当の引き上げが必要かと思うがどうか。
④団員の勧誘に伴い、町で統一したパンフレットができないか。
⑤昨年の10月1日現在、県内35市町の消防団の内、29の市町の消防団で女性団員が構成員となっている。森町では女性の消防団員の確保について、どのように考えているか伺う。
3.10番議員 西田彰
(1)コロナウイルス対応と行政施策について
コロナウイルス感染症が収まる気配がない中で、町民にとっては普通の生活・暮らしが制限され、新たな生活様式が求められている。森町でも町民が安心して暮らせるために対策、施策を打ち出さなければならないと考える。
①国・県の指針、方針を基本とすることと思うが、町独自のコロナ対策は考えているか。
②陽性者が出た場合の対応を具体的に教えてほしい。また、誹謗中傷の対応も考えているか。
③様々なイベント、祭り等が中止になる中、協働のまちづくりにも影響を与えていると考える。モチベーションを維持、上げているために考えられることはあるか。
④来年度、大幅な歳入減が考えられる。町民の暮らしに影響を与えることは避けたい。予算編成には時間はあるが、早めの対応が必要ではないかと考えるがどうか。
⑤子どもたちの学びの場にも影響を与えている。子ども同士のコミュニケーションの希薄化、ゲーム依存や屋外での行動減による体力の低下が心配される。教育現場でも苦労しているかと思うが、どのような対策をしているか。
4.3番議員 岡戸章夫
(1)コロナによる予算計画の影響について
新型コロナウイルス感染拡大に伴い、経済が停滞し、低迷しているなかで本年度の予算計画にも影響が出るのではないかと推察する。以下を伺う。
①本年度税収をどう予測するか。減収ならどう補てんするか。
②各種イベント等が中止となり、不用額の状況はどうか。また、不用額の流用や組み換えの考え方は。
(2)森町のアフターコロナに向けての取組について
経済活動を中心に混乱が続いている中で、現状の対応や対策をしつつも、アフターコロナに向けて施策を練ってゆく必要があると考える。以下を伺う。
①総合計画の中で追加や前倒し見直しなどの検討がされているか。
②コロナ感染が拡大する以前の2018年から経済産業省もDX(デジタルトランスフォーメーション)を推進してきたが、アフターコロナに向けキーワードになると考える。行政組織内の取組や森町全体の活力に向けた取組など、どう位置付けし、進めるか。