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令和2年6月定例会で予定している一般質問の質問要旨をご紹介します。今回は5名の議員が登壇します。

1.4番議員 加藤久幸

(1)新型コロナウイルス対策で休校による課題について

 政府は5月14日、静岡県を含む39県に出していた「緊急事態宣言」を解除いたしました。

 新型コロナウイルス感染症の影響により3月から町内の小中学校において休校が続き、5月末から再開に向けての目途がたってきたところです。

 しかし、今後も依然として感染の第2波、第3波が懸念されるため、これまでどおりの感染症対策を講じて生活しなければなりません。

 今後につきましても「新しい生活様式」として三密を避ける、マスク着用、手洗いなどを心がけた学校生活になろうかと思います。そうした中、文部科学省は6月5日、新型コロナウイルス感染拡大によって5月末まで休校した場合、中学3年の授業日数は例年に比べ45日程度不足するとの試算を明らかにしました。

 そこで教育長に三点伺います。

①町内の小中学校において授業日数の不足や運動会や各種行事の中止や延期などにより本来行うべきカリキュラムを消化できるか。

②マスク着用による熱中症対策は。

③長期間の休校による児童、生徒、保護者の精神的なケアについて、どのように対処していくか。

 

(2)アルコール消毒液の代替品として注目される次亜塩素酸水の有効性について

 新型コロナウイルス感染症の影響で品薄が続くアルコール消毒液の代替品として活用が進んでいる次亜塩素酸水の有効性と活用方法及び問題点について伺う。

 

2.10番議員 西田彰

(1)上水道事業について

 安心、安全な水を町民に届けるために日夜業務にたずさわっている担当課職員の皆さんに感謝を申し上げます。

 前々から言われている企業局との計画契約水量と実績水量にかい離があり、余分な水を買っている問題があります。買わされていると言ってもいいかもしれません。一般的には空料金と言われています。この問題では関係5市町が度々企業局に是正の申し入れをしていますが、見直しはされていません。

 平成31年3月に公表された「森町水道事業経営戦略」でも、給水人口の減少とともに施設の老朽化対策など、大きな予算が必要となり、それに伴い料金の見直しも視野に入れなければならないとされています。しかし、契約水量の見直しがされ、町の負担(町民の負担)が減らなければ料金改定への理解は得られないでしょう。そこで伺います。

①町のこれまでの見直しへの努力、関係5市町との連携状況など、説明を伺います。

②一般的に空料金と言われるその差額は、契約年度からいくらにのぼるのでしょう。 

③企業局との話し合いには相当な時間が必要と考えます。水道事業経営戦略では、3年から5年先には料金改訂が必要になってくるとしていますが、契約水量が見直しされるまでは料金改訂はするべきでないと考えます。町の考えを伺います。 

 

(2)新型コロナ感染症が長期化する中で大規模災害が起きた場合、避難所の備えは

 新型コロナ感染者状況もおさまりつつある中で、新しい生活様式、社会様式が言われています。

 森町では幸いにして感染者はゼロで推移していますが、油断はできません。この状況で今年も、暑い夏とともに豪雨災害等の季節となってきました。長期気象情報でも、ゲリラ豪雨がどこで発生してもおかしくないとも報道されています。また、大地震の心配もしなければなりません。そこで伺います。

①避難所等での新型コロナ対策は、非常に厳しい状況が考えられますが、町が考えられる対策はどのような形となるのでしょうか。

②新型コロナは高齢者、障害のある人にはリスクが大きい。病院、介護施設等との連携はどのようにとっていくのでしょうか。

3.1番議員 川岸和花子

(1)森町を訪れた人への歴史・文化の発信と、観光振興施策について

 森町の観光としての魅力・強みは、受け継がれる伝統文化や歴史的資産の奥深さであると思います。観光振興の視点からも森町の原点である歴史・文化を訪れた方に活力的に情報発信する施策が大切だと感じます。

 そこで、以下のことを質問します。

①今現在の森町の歴史・文化を、訪問者に対して発信活動に努力をしている状況は。

②周智高校跡地の一角に「周智農林学校創設者顕彰庭園」が完成したが、そのほかの周智高校跡地を利用して、森町の歴史・文化を発信する施設を併設する予定はないか。また、周智高校跡地はどのように活用していこうと考えているか。

③アクティ森は町外からの訪問者が一番訪れやすく、森町を学んでいただくには最適な、立派な施設だと思うが「新たな魅力発信事業」の一環として、

森町の歴史・文化を紹介する展示施設としての方向転換の予定はないか。

4.2番議員 出口裕

(1)新型コロナウイルスの影響による行政の対応について

①この緊急時において、町民また個人事業者に特別定額給付金及び休業要請協力金が行き渡る時間が遅いように感じられる。もう少し行政の責任者として、全職員にも危機感及びスピード感をもって対応できるような指導をしてもらえればと思う。そして一刻でも早く町民、個人事業者の方に届けられる努力をしてほしいと思います。今後はいろいろなメディアを使い、現在、森町が取り組んでいることを町民に伝えてほしいと思います。町長が日頃から言われている「安心・安全」を実践してもらい、不安を早く取り除いてほしいと思うが、町長の認識をお伺いします。

②現在、東京、九州地方での、コロナの「第2波、第3波」との話も聞かれます。今は町内での感染者は出ていないが、もし出た場合のことも想定し、その対応策をお持ちならばお伺いしたい。

5.6番議員 岡野豊

(1)新型コロナウイルス感染症予防施策と今後の取り組みについて

 新型コロナウイルス感染症は世界中に蔓延し、6月8日現在の世界の感染者数は700万人を超え、世界中を恐怖に陥れました。日本国内においても17,000人余の方が感染し、15,800人の方が退院又は療養が解除されましたが、922人が亡くなられております。森町では幸い感染者が確認されておりませんが、当町でも、幼小中学校児童生徒の自宅待機、休園、休校、各種会議、集会等の自粛要請がされましたが、未だ終息を迎えてはおりません。町の取り組み、評価と今後の対策について、町長に伺います。

①町の感染拡大防止策の検証評価はいかがか

②特定給付金の給付申請事務について

 ・問題は無かったか

 ・給付の実績は

③持続化給付金制度の周知啓蒙は適切にされたか

④今後起きうる自然災害における、避難所の運営について

 ・避難所運営の方法の検討がなされているか

 ・避難所運営に対する自主防災組織との調整、協議はなされているか

⑤今後の感染予防策について町長の考えを伺う