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平成30年12月定例会で予定している一般質問の質問要旨をご紹介します。今回は8名の議員が登壇します。

1.7番議員 𠮷筋惠治

(1)中学校小学校の廃校後の利用について

 本年6月議会において、町長は2020年4月に泉陽中学校を森中学校に統合し、2021年には三倉小学校と天方小学校を森小学校に統合すると発表したが、その廃校後を、地域や町のためにどのように活用するか。また、いつまでに進めるか伺う。

 

(2)中学校小学校の統廃合による遠隔地の子どもの通学保障の考えはどうか

 同6月議会において、町長は統廃合を契機に公共交通の構築を検討すると答弁しているが、具体的にはどのような交通体系となるのか。

 また、その中に三倉地区、天方地区の子どもの足の保障をどのように考えているか伺う。

2.9番議員 鈴木托治

(1)太田川ダムは大丈夫か

 太田川ダムは供用を開始してから10年くらいになるが、ダムは絶対に大丈夫と言えるのか。

 想定外の事故が起こるのも世の常であり、歴史がそれを証明している。問題がないと思うのはたやすいが、地震等で決壊した場合の被害想定を今まで聞いたことがない。決壊した場合のシミュレーションができているか伺う。

 

(2)山間地の車輌等の長期にわたる燃料対策について

 今日の自動車社会の中で、自動車は欠くことのできない必需品である。そして、その燃料たるガソリン、軽油は特に山間地域においては産業や交通手段など生活や生命に関わる存在である。

 もし、近い将来にスタンドがなくなった場合、町として何をどうすべきか今から考えておく必要があると思われるが、山間地対策としてどのような構想を持っているか伺う。

 

(3)コンビニ等(スーパーを除く)のレジ袋をもらわないまちづくりを

 人類が末長く生存していくために、今、喫緊の課題は環境問題だと断定できる。温暖化の影響で今年は猛暑や集中豪雨など地球の危機が進行している。沈みゆく船である。

 その阻止の一環として、海洋汚染などにも深刻な影響を与えるナイロンやプラスチック類のレジ袋の存在があるが、買い物でこのレジ袋をもらわない運動を森町で実施したらと考える。この件に関して、当局の考えを伺う。

3.5番議員 伊藤和子

(1)第9次総合計画の進捗状況等について

 第9次森町総合計画が策定され、2年目を迎えた。

 総合計画は、町の方向性を描いた「まちづくりの指針」となるものであり、目指すべき「まちの将来像」を実現するために何に取り組んでいくのか、また、経過報告等を町民に知らせることが大事であると考える。

 総合計画の進行管理をしっかりと行い、実行していく中で、役場職員全員が総合計画を常に意識できるような取り組みが必要になってくる。

 また、今後の森町の少子高齢化問題、人口減少に対して、今、最優先しなければならない重要課題は何なのかを明確にすることも必要である。財源が厳しい中、思うように実行できない事業に対しては、どのような計画がされているのか。

 以上のことから、3点について伺う。

1)第9次総合計画の進捗状況と課題について。

2)職員の総合計画に対しての意識の向上が必要と考えるが、町長の考えは。

3)11月の森町議会第一・第二常任委員会の所管事務調査では町長も同行された。

 小山町では町長戦略課の組織体制と業務内容、総合計画と首長マニフェストの関連性についての説明を受けた。研修の感想を伺う。

4.2番議員 加藤久幸

(1)大規模停電時の「応急電源」として電気自動車(EV)を活用しては

 台風24号による長期的な停電で不便を感じた住民の方が大変多いと聞いている。

 電気自動車(EV)やプラグインハイブリッド車(PHV)が急速に普及する中、行政は非常用電源としてスマートフォンやパソコンの充電等、災害時の電源対策として活用したらどうか。

 

(2)小中学校における防災対策基準について伺う

 台風24号による災害を受け、町内の各小中学校において、防災対策基準の中で対応できていたか。

 また、問題点及び課題を伺う。

5.6番議員 小澤哲夫

(1)台風24号における町の対応の検証及び農業被害等について

 台風24号が、森町においても通過し、強風が吹き荒れ倒木をはじめとする多大な被害をもたらした。

 台風来襲前の住民避難と通過後の被害状況把握及び被害対応を、町として各種の対策をされた。このときの対応・対策について、具体的に何をどのように行ったのか、何が順調に進み、何がうまく対応できなかったのか検証し、次に向けての対策を検討したと思うが、次の内容について伺う。

 また、住宅被害や農業被害があったと思われるが、その状況と被害対策はどのようなものがあるか伺う。

1)避難準備情報の発信は、適切な時間帯であったか。避難所の開設は、万全であったか。また、停電時の対応はどうだったか。

2)停電時に、中部電力との連携は十分機能していたのか。数日も停電していた地区への対応はどのようにしていたのか。

3)給水車の機能は、十分に果たせたのか。

4)今後の風雨等により倒木すると思われる処理はどのように行うか。

5)住宅や工場等の屋根や壁等の損壊状況は、把握はしているのか。町として、その対処策はあるのか。

6)農業への被害は、塩害も含めどのようなものがあり、被害額の概要は把握しているのか。町として、その対処策はあるのか。

6.1番議員 岡戸章夫

(1)三倉地区の光ファイバー化について

 森町の中で三倉地区は未だに光ファイバー化されていない。世帯数が少ないことから企業も整備、投資に消極的なことは理解できるが、かといって地域のインフラとして情報格差があってはならないと考える。そこを整備するのはやはり行政の役割ではないか。平成30年8月に総務省より「ICTインフラ地域展開戦略検討会最終取りまとめ概要」が出されており課題とともに国の政策パッケージも示されている。

 それらを踏まえ三倉地区の光ファイバー等の情報整備について町の考えを伺う。

 

(2)森林環境税の運用ビジョンについて

 平成31年度より森林資源の適切な管理等を推進するために、森林環境税及び森林環境譲与税(いずれも仮称)が創設される。森町へも来年度より譲与が開始されるが、予算規模とその運用計画について伺う。また、将来に続く制度となるため、森町での運用の将来的ビジョンをあわせて伺う。

 

(3)森町のエリア毎の施策化について

 (1)(2)の質問はいずれも山間地に関わる内容であるが、森町は地政学的に各地域で特色が大きく異なっている。11月に所管事務調査で伺った小山町のようにエリア毎に施策を明確にし主導してゆくことが有効かつ必要ではないか。町長の考えを伺う。

7.8番議員 中根幸男

(1)平成31年度(2019年度)当初予算について

 平成31年度(2019年度)当初予算については、予算編成方針並びに、第9次森町総合計画、まち・ひと・しごと創生総合戦略、また、町長の掲げる公約(マニフェスト)に沿って編成作業が進められていることと思う。

 新年度予算の規模と主要な新規事業、継続事業の計画について、現段階での町長の考えを伺う。

8.10番議員 西田彰

(1)地域資源エネルギーとして木質ペレット製造普及の可能性を見いだせないか

 大局的に見て人類の営みの進歩とともに化石燃料大量消費はCO2排出に拍車をかけ、地球温暖化が止まらない。気象変動は大災害を誘発し、世界各地で、この日本でも大きな災害を受けている。このような状況から、この森町という小さな町から地球環境改善、温暖化へブレーキを掛けるという大きな取り組みを官民一体で考えてみないだろうか。

 その一つが70%を占める森林の活用となる木質ペレット製造普及の取り組みだ。日本各地で始まっているが、世界的に見ると日本は後発組で課題が多くあるようだ。

 しかし、山が荒れ、森林資源は活かされず、災害を誘発する。困った困ったでは何も進歩はない。11月に議員視察した山梨市での取り組み、町長も同行している。可能性を探ることは可能か伺う。

 

(2)AED(自動体外式除細動器)を緊急時、誰でもが使えるように

 突然死は、全国では1年に75,000人を超えると言われており、緊急時その場にいた人が人工呼吸、AEDを使用すれば50%の人が助かり、何もしないで救急車を待っていた場合は5%しか助からないという統計も出ている中で、今AEDの設置が進んでいる。公共施設、ショッピングセンターなど、そのほとんどが室内に設置してあり、休日や夜間は対応できない。

 町内の中学校でも講習をやり、先日の防災訓練でもある町内会で講習実演をしていた。この講習がいざ緊急時に活かされる為には、少なくとも公共施設に設置されたAEDがどんな状況、場面でも使用できるような設置とすることが必要かと思うがいかがか。

 そして、袋井消防署管内において、突然死と思われ死亡された方は過去5年間で何人いるか伺う。