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平成30年9月定例会で予定している一般質問の質問要旨をご紹介します。今回は7名の議員が登壇します。

1.9番議員 鈴木托治

(1)町内会へシニアカーの貸出を

 少子高齢化が急速に進み、高齢者の多くが買い物等に不便を来していることは承知のことと思う。

 そこで私は「旧森町」の買い物弱者が、できる限り人手を借りずに、買い物ができる制度が実現したらと思う。

 そこで試しに、モデル町内会を1か所選び、そこにシニアカーの貸出しをしたらどうか。

 諸問題はあると思うが、高齢者の笑顔あふれる風景を一刻も早く見たいと思う。熟慮いただきたい。

 

(2)入札制度について

 近年、一般競争入札の高値落札が恒常化している。

 インフラ整備等のために、土木、建築工事等の公共工事の必要性は認める。

 しかし、原資となる資金は国や県からの助成金を含め、全てが尊い税金で賄われている。

 納税者に寄り添った誠実で適切な入札の実現を求める。

 そこで一旦停止させた歩切りの復活を提案するが、いかがか。

 

(3)中学生に議会傍聴を

 平成28年6月から選挙権が18歳からとなり、子ども達に政治について早くから関心を持ってもらいたいと考える。

 そこで、子ども達の政治に対する意識を高め興味を持ってもらうために、中学3年生の議会の傍聴を提案する。

 3中学校のそれぞれの都合に合わせて、年1回で結構なので予定に入れてもらいたいが、いかがか。

2.8番議員 中根幸男

(1)小中学校にエアコンの設置について

 近年、気温が上昇している。

 政府は「児童・生徒の安全、健康を守るための猛暑対策は緊急の課題であり、学校へのクーラー設置を支援していく必要がある」とし、来年夏までに全ての公立小中学校にクーラーを設置するため、予算措置を図る方針を固めている。

 また、全国的に小中学校のエアコン設置の動きが広がり、県内では静岡市や浜松市をはじめ、磐田市、掛川市、菊川市、御前崎市、袋井市など相次いでエアコンを設置する方針が明らかにされた。

 既に吉田町では、町立小学校の全ての普通・特別教室でエアコンが設置されている。

 本町でも国の方針に基づき、教育環境整備の一環として、小中学校の全教室にエアコンを設置する必要があると思うが、町長の考えは。

3.2番議員 加藤久幸

(1)中学校運動部活動に関する総合的なガイドラインについて

 2018年3月、スポーツ庁は「運動部活動の在り方に関する総合的なガイドライン」を策定し、学期末は週当たり2日以上の休業日を設けること、1日の活動時間は長くとも平日では、2時間程度とすることなど、休養日や1日の活動時間の基準を示した。

 その後、静岡県及び静岡市、浜松市においても部活動ガイドラインが策定され、各市町でも部活動ガイドラインが策定されつつあると聞いている。

 森町においての部活動の現状を伺う。

 

(2)教育現場におけるスクールソーシャルワーカーの現状について

 教員現場においてスクールソーシャルワーカー(SSW)という言葉を最近よく目にするが、森町において、豊かな教育をすすめるため、どのように利用、活用されているか現状を伺う。

4.10番議員 西田彰

(1)小中学校の統廃合について

 6回にわたる"あり方検討会"が終わり、総合教育会議が2回開催されて2020年統廃合が日程に上がってくることになった。

 学校のあり方検討会、総合教育会議の議事録を見たが、各地域・各学区での意見、要望、希望等を聞く機会が十分であったのかと思うと、賛否は別として足りないのではないかと思うが、いかがか。

 十分であるとしたならば、その説明をいただきたい。また、不十分の部分があるとしたならば、どのように対応していくのか伺う。

 

(2)森町の農地、農業の今後について

 以前、私は山間地や谷(や)に入ったところの農地を「荒らさないために草刈り、耕運をするだけ」の農家にも何らかの補助が必要ではないかと質問したことがあった。

 その頃は、まだ兼業農家もそれなりにいた。

 しかし、現在兼業農家は数えるほど、小規模農家は高齢者が何とか耕作しているのが現状である。

 一宮を例にとると、そのような現状から中間管理機構を利用した事業の開始の話合いが、最終段階に入っており、これから専業農家が水利、水田改良をもとに耕作を引き受けていくことになる。

 心配するのは茶畑もそうだが、耕作しにくい不適地を今後どうしていくのか、農家や地域任せで良いのか、行政の考えを伺う。

5.1番議員 岡戸章夫

(1)将来の学校のあり方、小中1校制について

 6月議会の答弁及び8月の森町総合教育会議において、将来的に小学校1校、中学校1校への統合を検討するとの考えを示されたが、森町の広さから考えると無理があるのではと考える。

 小中学校を各1校に統合検討する根拠を伺う。

 

(2)定住推進課のこれまでの経過と今後の取り組みについて

 定住推進課ができ約半年になるが、これまでの取組内容と、それらを通じて見えてきた課題及び今後の取り組みについて伺う。

6.5番議員 伊藤和子

(1)町内幼稚園・小中学校へのエアコンの導入について

 夏季の気温は40年前と比べて1~2度上昇し、真夏日と猛暑日が著しく増加している。今年の夏には、愛知県で小学1年生が熱中症で死亡しており、熱中症対策は喫緊の課題であると考える。

 県内では財政負担の大きさからエアコン設置をためらっていた自治体も、エアコンの設置に踏み切り、掛川市では来年6月までに、市内の幼稚園、小中学校の405室にエアコン設置の方針を固めた。

 劣悪な学習環境の中で、子供たちや教師が熱中症の危険など、人命に関わることを、なぜ優先的に対応してこなかったのか。

 単純に予算が足りないというよりも、当事者意識の有無、優先順位の置き方にも問題があるのではないか。

 また、県内の自治体によって教育環境に格差が生まれ、子供たちの命と健康が脅かされる状況を放置することは許されない。

 子供たちが快適で意欲的に学習に取り組める学習環境の整備は、保護者のみならず、祖父母や多くの町民の願いでもある。

 現在、政府がエアコンの設置を助成する補正予算を、秋の臨時国会に提出する見通しである。

 このタイミングで、エアコンの導入に踏み切るべきではないかと考える。

 

1)森町内の幼稚園、小中学校のエアコン設置状況について

2)エアコンの導入による設置費用の概算について

3)エアコンの導入によるランニングコストについて

 

 以上3点について伺う。

7.4番議員 岡野豊

(1)向天方地内町道沢下中川原線道路整備について

 町道沢下中川原線は、住民生活、企業の経済活動上重要な路線である。

 通行が容易でない幅員の狭い箇所があるため、当該道路の拡幅整備に対する住民の期待は大きく、平成28年5月、向天方上、下町内会長外13名から「向天方基幹道路の安全を確保するための道路整備に関する請願」が提出され、翌6月議会定例会で採択されている。

 向天方の道路については、順次整備を実施していただいており、沢下中川原線は平成22・23年度に延長280mを整備いただき、平成18年度から20年度にかけて向天方10号線を延長50m、また、向天方中央道275mの拡幅も実施していただき、大変感謝している。

 地域の皆さんは、未整備区間の交通の不安が解消され、車両や歩行者が安全に通行できるよう整備されることを願っている。

 当該道路の整備について、町長の考えを伺う。